
アニメ映画になるほど、話題になりましたよね!

話題になっていた当時から知っていたのですが、2026年5月に初めて読みました…
今回はベストセラー小説「かがみの孤城」を読んで、今読んで後悔した!と感じた私の感想を綴ります。まだ読んだことのない方、読むか悩んでいる方は参考にしてください。
もう読んだ方は、共感して読んでくれたら嬉しいです。
かがみの孤城はどんな作品?
あらすじ
あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
出典:ポプラ社

中学生の葛藤・心の痛みがリアルに描かれています
10代の戦いを繊細な心理描写で描いている
この物語では、登場人物7人がそれぞれ、学校に行けない事情を抱えています。特に主人公のこころの心理描写が繊細に描かれているのが特徴です。学校に行けない子の物語を描くものの中には、鏡の中という別の世界に行くことで、途端に輝いたり外の世界のことなど忘れたように別人のように変化したりする物語も存在します。
しかし、この物語はファンタジー要素を備えながらも、あくまでも現実的に動いていくのがリアルで共感できるポイントです。
なぜなら、はじめこころは同じ境遇の子たちに対しても自分をさらけ出せずに、結局一人塞ぎ込んでしまうところから始まるからです。徐々に打ち解けていくものの、それでも心の内はそれほど見せられません。
しっかりと現実の傷を抱え、葛藤し、傷はすぐには癒えることはない…。そのような中でも必死に戦おうとする様が描かれています。
かがみの孤城を読んで後悔した理由

後悔するほど、残念だったってことですか?

その逆です!感動しすぎて、ずっと手にとっていなかったことを後悔しました
そんな私の読むのが遅くなって後悔した理由をまとめました。
分厚いのに、スラスラと読めてしまった
私、昔から長い作品に手を出すのが苦手なんです。シリーズものでも、1巻で物語が完結するようなものなら読めるのですが、続き物を読むのが億劫なんです。
かがみの孤城は、文庫本だと上下巻でハードカバーになるとすごい分厚さをしているじゃないですか。なので、発売当時話題になっている時から気にはなっていたのですが、読んだのが2026年になってしまいました。
ずっと、チキっていました。でも…読んで驚きました。辻村深月さんの文章、読みやすすぎてスラスラ読めるから、長さ気にならないくらい早く続きが読みたくなって一気に読んでしまいました。
こんなに読みやすいなら、「もっと早く買えば良かった!」と本当に後悔しています。
感動・共感しすぎた
学校に行けない事情を抱えた中学生の物語が、リアルに描かれている作品です。私自身、中学校に行くのがすごく嫌で、それでも不登校になる勇気もなくて、ずっと少し休んでは行くという中途半端な過ごし方をしていました。
大人になっても影響があるくらい嫌な思い出もあったので、読んでいる最中は共感の嵐です。無理に前向きになろうとしない、前を向きたいのに向けない主人公の姿や葛藤が、過去の自分と重なります。
本当、今現在戦っている子や学生時代に苦い思い出を抱えている人は、ぜひ読んでほしいです。小説の登場人物に救われることがありますからね。
ベストセラーには理由があることを知った
本当に偏見というか、斜に構えているところがあるので、私は「みんなが良いというものを選びたくない」ひねくれたところがあります。
なので、この作品も気にはなっていたもののベストセラーという言葉に、躊躇していたんです。今思うと、何がそんなに嫌なのかわかりませんが、ミーハーと思われたくない気持ちがあったんです。
でも、読んでみて、この作品がベストセラーになった理由がわかりました。心理描写が繊細に描かれているところだけではなく、物語のはじめから実は張り巡らされていた伏線が明かされていく過程が、とっても綺麗だったんです。
何度も驚かされ、感動と驚きで情緒がぐちゃぐちゃになりながらも、最後は納得感のある終わり方をする。傷ついた人たちだからこその優しい世界が感じられます。
これからは、ベストセラーや人気の物も否定せずに取り入れようと思いました。
最後に
この作品を読んでから、すっかり辻村深月さんのファンになってしまいました。この記事を書く時に調べて知ったのが恥ずかしいのですが、辻村深月さんは10代の心を描くのが得意な方なのですね。
でも、確かに辻村深月さんの作品を読んでいると、それが感じられました。心理描写を中心に描かれる作品が好きなので、これからも他の作品をどんどん読んでいきたいと思います。
- 心理描写が綺麗な小説が読みたい!
- 学生時代の苦い思い出を共感したい!
- 10代が頑張る姿を見たい!
そんな方は、ぜひ一度読んでみてください。
【ハードカバー】
【上下巻】
※楽天アフェリエイトを利用しています。


コメント