
小説を書きたいのに、何から始めればいいかわからない…

オリジナル作品を書こうとすると手が止まってしまう…
そんな悩みを抱えている人にこそおすすめなのが「二次創作小説」です。
二次創作小説は、すでにある作品のキャラクターや世界観を使って物語を書くため、実は小説作りの基礎を効率よく学べる練習方法として最適です。
この記事では、以下の3つをわかりやすく解説します。
- 二次創作小説が練習に向いている理由
- 身につくスキル
- 上達するためのコツ
「どうして二次創作小説が良いの?」と気になる方は、ぜひ最後まで御覧ください。
二次創作小説とは?初心者にもわかりやすく解説
知っている方も多いと思いますが、改めて「二次創作小説とは何か」を簡単に整理しておきましょう。
二次創作小説の意味
結論:既存の作品やキャラクターをもとに作られた創作作品のことです。
アニメや漫画、ゲームなどの登場人物や世界観を使って、自分なりのストーリーを描くのが二次創作小説です。
自分が考えた物語の中で、好きな作品、好きなキャラクターを自由に動かせるのが魅力です。原作に忠実なストーリーの中でオリジナルキャラを動かしたり、原作にはないサイドストーリーを楽しんだりできます。
一次創作(オリジナル)との違い
結論:設定を自分で作るかどうかが最大の違いです。
オリジナル作品を作る場合、キャラクターや世界観をすべて一から考える必要があります。しかし、二次創作ではその土台がすでに存在しています。
二次創作の具体例
結論:原作の“余白”を埋める形の作品が多いです。
- 本編の続きの物語
- もしも〇〇だったらというIFストーリー
- サブキャラ視点の補完ストーリー
このように、自由な発想で物語を広げることができます。
二次創作小説が練習におすすめの理由
二次創作は楽しく書けるだけではなく、効率よく小説力を伸ばせる練習方法です。ここでは、練習におすすめの5つの理由を解説します。
理由① キャラクター設定を考えなくていい
結論:ストーリー作りに集中できるからです。
小説初心者がつまずく大きな原因は「設定作り」です。特にキャラクターそれぞれの設定を考えるのは、実は重労働だったりします。
名前・性格・過去・人間関係など…考えることは山程あります。

主人公を考えるだけで、精一杯です…
二次創作では、すでに作られたキャラクターがいるため、その負担がありません。設定作りに頭を悩ませる必要がないため、「物語をどのように展開するか」に集中できます。
理由② 世界観がすでに完成している
結論:構成や展開の練習に最適です。
二次創作小説では、原作の完成された世界観がすでに存在するため、ゼロから考える必要がありません。
読者が世界観を知っている前提で物語を描けるため、「起承転結」や「盛り上がりの作り方」といったストーリー構成や展開づくりに時間を使えます。

構成・展開づくりの練習に最適です!
理由③ 書き始めのハードルが低い
結論:「何を書けばいいかわからない」を防げます。
オリジナル小説の場合、考えることが多すぎて書きたいものはあるのに描けない悩みがよくあります。
しかし、二次創作ならば好きなキャラがいるだけで、自然と「こんなシーンを書きたい」が浮かびやすくなります。
二次創作の良いところは、ワンシーンが浮かんだだけでも作品として成立することです。前提条件が決まっているため、「このキャラがもしも◯◯な目にあったら」といった、ショートストーリーを書くこともできます。

二次創作小説は、最初の一歩を踏み出す大きな助けになります!
理由④ 読者の反応を得やすい
結論:モチベーションが続きやすいです。
二次創作小説は、読者の反応を得やすいメリットがあります。同じ作品・同じキャラクターが好きな人に読んでもらえるため、感想や反応が得られやすくなります。
「読まれた」という実感は、継続する力になります。
理由⑤ 好きな作品だから続けやすい
結論:楽しさがそのまま継続力になるからです。
義務感ではなく、「好きだから書きたい」という気持ちで続けられるのは大きな強みです。
- 好きなキャラクターが活躍している話を考えたい!
- 好きなキャラクターの意外な一面を書いてみたい
- 原作では関わりの少ないキャラクターの絡みを書きたい
このように、好きだからこそ描きたいものは溢れてくるものです。あれも書きたい、これも書きたいとなるのは、小説を練習するうえで最も大切な気持ちです。
二次創作小説で身につくスキル
「小説を書くなら、オリジナルを書いた方がいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし二次創作でも、小説に必要なスキルはしっかり身につきます。
ストーリー構成力
結論:物語の組み立てが上達します。
既存の世界観の中で話を展開することで、「どうすれば面白くなるか」を実践的に学べます。世界観が決まっているからこそ、その中で自分なりの面白さを作り出すことができます。
あらゆるifストーリーを考えることが、実はストーリー構成力を身につけることに繋がっているのです。
キャラクターの感情描写
結論:心理描写に集中して練習できます。
キャラクターが決まっているからこそ、「この人ならどう感じるか」を深く考えることができます。
好きなキャラクターだからこそ、キャラクターを崩壊させることなく「この人はこう感じるだろう」「この人は◯◯な時、心を痛める人だから、こう考えるはず」というように心理を推察できます。
会話文の自然さ
結論:キャラらしいセリフが書けるようになります。
原作キャラクターの話し方や口調を再現することで、自然な会話表現が身につきます。会話文が苦手な方や、どのような会話を広げるのがいいのか悩みがちな人も、既存のキャラクターによって自然な会話を展開させられます。
キャラクターの個性を自然と描けるため、オリジナル小説を作る際にも活用できます。
読者を意識した文章力
結論:反応をもとに改善できるのが強みです。
二次創作小説は読者がつきやすく、比較的感想も得られやすい環境です。読まれる環境にあることで、「伝わる文章」を意識できるようになります。

文章の描き方、伝え方が実践的に学べます。
二次創作とオリジナルはどっちがいい?
「結局どっちを書けばいいの?」と迷う人も多いでしょう。ここでは、自分がどちらに向いているのかチェックできます。
今の自分はどちらが向いているのか、確認してみてください。
結論:初心者は二次創作からでOK
結論:まずは“書く経験”を増やすことが最優先です。
最初から完璧なオリジナル作品を書こうとすると、ほとんどの人が挫折してしまいます。まずは書き切る経験を積むことが大切です。
連載小説でなくても、ショートストーリーからでも問題ありません。まずは好きなキャラクターの描きたいシーンを紡ぐところから始めてください。
オリジナルが向いている人の特徴
結論:設定を考えるのが好きな人です。
世界観やキャラクターを一から作るのが楽しい人は、オリジナル作品が向いています。自分で考えた世界観、設定を物語として表現したい方は、オリジナル作品を楽しんでください。
ただし、書きたい世界観や設定は決まっているけれど、思うように手が進まない悩みは起こりやすいです。そのような悩みにぶち当たっている人は、以下の記事も参考にしてください。⏬️
二次創作→オリジナルへの移行方法
結論:少しずつ“自分の要素”を増やしていくことです。
最初は原作の世界観やキャラクターをそのまま楽しみ、少しずつオリジナルを増やしていくのがおすすめです。
例えば、オリジナルキャラを入れる、独自の設定を入れてみるといった形で、徐々に移行できます。
オリジナル要素を足していく中で、最終的には一からオリジナルの作品を作れるようになります。焦らず、移行は少しずつ慣らしていくのが肝です。
移行が難しいと感じる方は、以下の記事を御覧ください⏬️
二次創作で上達するための書き方のコツ
ただ書くだけでなく、意識次第で成長スピードは大きく変わります。ここでは、二次創作で小説スキルを上達させるために意識したいコツを紹介します。
原作のキャラをしっかり理解する
結論:解釈のズレを減らすことが重要です。
原作をよく観察し、「このキャラならどう動くか」を考えることが完成度につながります。
二次創作小説は、原作キャラを自由に動かすことができます。中には、原作とは異なる性格や態度を見せる作品を書いている人もいるでしょう。
しかし、原作のキャラの理解を高めることで、キャラクターを深く掘り下げた作品を作ることができます。原作では描かれていないけれど、キャラクターから感じられる性格や価値観を理解することで、原作キャラクターの魅力を引き出すことができます。

作品内で、キャラの魅力を伝えられる描き方が身につきます!
短編から始める
結論:まずは“完結させる経験”を積むことが大切です。
長編に挑戦して挫折するより、短くてもいいので最後まで書くことが成長につながります。まずはショートストーリーから始め、徐々に長いストーリーを書いていくことで、自身でも成長を感じられるようになります。
1作品ごとにテーマを決める
結論:目的を持つと上達が早くなります。
「今回は会話を意識する」など、テーマを決めると練習の質が上がります。なんとなく書くよりも、目的を持って書く方が上達は早くなります。
読者目線で見直す
結論:自己満足で終わらせないことが大切です。
「初めて読む人でも理解できるか?」という視点で見直すことで、文章力が伸びます。
書きたいものを描きながらも、「読んでくれる人も楽しめるか?」という目線は大切です。読者が楽しんでくれる作品を書くことが、小説家の使命です。
二次創作を書くときの注意点
二次創作小説を書く時は、注意しておきたいルールがあります。すでにある作品を使用するからこそ、抑えておきたい内容です。
著作権とルールを守る
結論:ガイドラインの確認は必須です。
作品には著作権があります。作品によっては二次創作の公開ルールが定められている場合があります。二次創作小説を公開する前に、必ず自分が書きたい作品のルールを確認しておきましょう。
原作へのリスペクトを忘れない
結論:作品への敬意が大切です。
二次創作小説を書く時は、キャラクターや世界観を大切に扱いましょう。意図がなくても、作品をバカにしたように感じられるものは読者にも伝わります。
オマージュをする場合も、原作へのリスペクトは忘れないようにしましょう。
トラブルを避けるためのマナー
結論:タグや注意書きを適切に使いましょう。
二次創作は同じ作品が好きな人でも、「好きな解釈」と「苦手な要素」が人によって大きく異なるジャンルです。
だからこそ、事前に内容を伝えることで「読みたい人だけが読む状態」を作るのがマナーになります。
たとえば読者が「甘い恋愛」を期待して読んだのに、実際は「重い裏切り系ストーリー」だったらどう思うでしょうか?
「思ってたのと違う」「地雷踏んだ」となってしまいます。これがトラブルや低評価の原因になります。
つまりタグは、“作品の説明書”みたいな役割になります。
よくある質問(Q&A)
二次創作についてよくある疑問をまとめました。
Q1. 二次創作ばかり書いていても大丈夫?
問題ありません。ただし将来的にオリジナルを書きたい場合は、少しずつ挑戦すると表現の幅が広がります。
Q2. 小説初心者でも書ける?
むしろ初心者におすすめです。書き始めやすく、挫折しにくいのが大きなメリットです。
Q3. どこで公開するのがいい?
目的に応じて選びましょう。読まれたいのか、練習したいのかによって適した場所は変わります。作者・読者が多く有名なのはpixivです。
まとめ|二次創作小説は楽しく上達できる最強の練習方法
二次創作小説は、キャラクターや世界観がすでにある分、初心者でも始めやすく、小説作りの基礎を効率よく学べます。
「書けない」と悩む時間を減らし、「書く経験」を積めることが最大の価値です。
完璧な作品を目指さなくて大丈夫です。まずは好きなキャラクターで、短い物語をひとつ書いてみてください。その一歩が、確実にあなたの創作力を伸ばしていきます。
今よりも小説をもっと上達させたい人は、以下の記事も併せてご覧ください。





コメント