数分で読める短編小説は書けるのに、長編小説になった途端書けない!というお悩みはありませんか?
連載ものを書くと、だいたい途中で話が止まってお蔵になります
実はそういうお悩みを持つ人は多く、
原因がわからないまま挫折してしまう人が多いのです!
今回は、長編小説を書きたいのに書けない!途中で書けなくなって落ち込んでしまう人のために、長編小説が書けない原因と完結させる方法について解説します。
原因と対策がわかれば、あなたも書きたい長編小説を書けるようになりますよ。
長編小説が書けない4つの原因
長編小説が書けない原因は4つ考えられます。
1.話を一部しか考えられていない
2.構成を組み立てられていない
3.途中で矛盾してしまう
4.書き方が気になってしまう
思い当たる節がありすぎて、胸が痛いです・・・
それでは、それぞれの原因を紐解いていきましょう!
話を一部しか考えられていない
長編小説が書けない一番の原因は、話を一部しか考えられていないことです。
書きたいシーンや、冒頭だけ考えて書き始めていませんか?
話作りのとっかかりとして、書きたいシーンや動かしたいキャラクターが輝くシーンなど、印象的なところから話を作ることは悪くありません。
しかし、書きたいシーンだけを考えてすぐに小説を書き始めるのは辞めましょう!
なぜなら、書きたいシーンだけを考えて書き始めてしまうと、そのシーンに行くまでの過程やその後の話が思いつかず適当なものになってしまうからです。
書きたいシーンを考えて、「こんな小説書きたい!」という気持ちが芽生えたら、いきなり小説にせずにプロットを作るようにしましょう。
プロットを書くと話を作る気持ちが薄れて面倒なんですよね・・・
プロットが面倒な気持ちはわかります。しかし、話の流れや展開を事前に考えないまま執筆作業に入ってしまうと、よくわからない道へと進んでしまい、完結できないという自体に陥りやすいです。
長編小説が書けないと悩んでいるうちは、
話の流れをすべて考えてから執筆作業に入りましょう!
構成を組み立てられていない
長編小説が書けない時、話の構成が組み立てられていない可能性があります。話の一部しか考えていないに付随しますが、話の骨組みが出来上がっていない状態で物語を書くことはできません。
まずは書きたい話をそれぞれ考え、起承転結に並べ替えましょう
どこでどのシーンを描くのか、登場人物をどのように物語に導いていくのか、話の構成ができていないと詳細なお話は考えられません。
あらかじめ構成を組み立てておけば、状況に応じてシーンを入れ替えたり、違うルートを選んだ場合の新たな話を考えることもできます。
途中で矛盾してしまう
長編小説を書けないのは、話が途中で矛盾してしまうのが原因かもしれません。物語の流れや設定を詳細に考えていなければ、書き進める中で最初と言っていることや進めたい方向性、設定に矛盾が生じやすいです。
また、矛盾が発生した時に修正できないと作品が崩壊してしまいます。
矛盾が出てきたらパニックになって放置してしまいます
矛盾が起きたら執筆を辞めて、一から話を振り返ってみてください!
どのような流れになっているのか、最初の設定と途中で変わった設定のどちらを尊重したいのかなど、一つ一つ見直していきましょう。
少し面倒な作業に感じられるかもしれませんが、作品の全体像がわかると矛盾を解消できます。パソコンやスマホで書いている人も、この時は紙に書いてみると視点が変わって矛盾の修正方法が見えてきやすいです。
頭が混乱したら、少し時間を明けてから見てみると見えてくるものがありますよ!
書き方が気になってしまう
プロットも構成も先にしっかり作っているのに書けない時は、書き方が気になって筆が止まってしまうのが原因です。何度か小説を書いていると、自分の文章が良いのか悪いのか気になってしまいますよね。
一度気になり始めると、「こんな文章じゃ恥ずかしくて書けない!」と考え、書く手が進まない時もあるでしょう。
僕も文章が稚拙と言われてから、書けなくなった時期があります
モチベーションとして難しいと思いますが、書き方が気になってもとにかく最後まで書くことが大切です。文章の修正や話の追加や削除などは推敲作業で行うものです。
推敲作業は、話がすべて完結した後や第一章などの一括りが終わったタイミングで行う作業です。
小説は物語を書く作業と、整える作業の2段階あると考えてください
文章を直すのは推敲作業のタイミングまでとっておきましょう。どうしても気になってしまうならば、「後で修正する!」と印をつけておくとわかりやすいです。
第一章まで書き終えるまでは文章は見返さない!と決めるだけでも、小説を書く手が止まる回数を減らせますよ。
長編小説が書けない悩みを解決!完結させる方法
長編小説が書けない悩みを抱いている人も、これから紹介する3つの方法を試せば解決します。
長編小説を完結させる方法について解説しますね
僕も今日から試してみます!
プロットを詳細に作っておく
長編小説を完結させるには、プロットを詳細に作っておきましょう。長編小説が書けない原因でもお伝えしたように、執筆前に話を作っておかなければ長編小説は完結できません。
詳細に作るって、どれくらい細かくすればいいんですか?
プロットの作り込みは人によって異なります。ただ、最低限抑えておきたいのは起承転結です!
1.起承転結を作る
2.起承転結の中でも、それぞれ起承転結を作る
3.作った起承転結でどのようなエピソードを書くかを考える
プロットを作るときは、最低限この3つの作業は行っておきたいです。起承転結の大きな枠組みだけだと、その起承転結の中で詳細な物語やつなぎとなるシーンまでを描くことができません。
そこで、起承転結の中で、さらにそれぞれの起承転結を考えることで詳細なお話が考えられます。そこから、具体的にどのようなエピソードを描くかまで考えれば、後はそれを見るだけで執筆に専念できるようになります。
プロットは、プロットを見ただけで執筆作業に取りかかれるボリュームが最適です!
区切りをつけて書いていく
長編小説が書けない人の中には、「集中できない」「先が長すぎてモチベーションが下がる」という気持ち面が原因の人もいるでしょう。
時間やシーンごとに区切りをつけて書くと
少しずつでも完成に近づけられますよ!
例えば、今から1時間は集中して執筆以外何もしない!と決めるのも一つの方法です。スマホでタイマー設定をして、執筆以外できない状態を作りましょう。
その日に決めた時間以上は書かない、その時間内に書き上げる!という気持ちで取りかかれると、自然と集中しやすい環境を作れます。
たくさん時間をとればいいわけではないんですね
時間がとれる時は、「このエピソードまでは書き上げる!」と決めるのもいいですね。人によって時間で区切る方法と、どこまで書くかで決める方法のやりやすさが異なります。
その日の気分によっても変わるので、どちらも試してみてください!
短編を繋げる形で書いてみる
長編小説が書けない時は、1話完結型の短編小説を繋げる形で作るのもおすすめです。
最初から長いお話を作ろうと意気込むと、挫折してしまいやすいです。長いお話を考え、矛盾なく設定を作って完結まで導くのはとても大変なもの。
はじめはオムニバス形式から挑戦すると、気軽に取り組めます!
伏線があって、先が気になる展開の長編小説に憧れる気持ちはわかります。しかし、最初から難しいもに挑戦すると大変です。英検や漢検などの検定試験だって3級から順に難しい級に挑戦していくと思います。それと同じで、小説も段階を踏んで難しい、本当に挑戦したいものに取り組むのがおすすめです。
難易度を下げれば、「長編小説を一つ書き上げられた!」という自信にもつながりますよ。
長編小説が書けない時は下準備を念入りに!
書けないのは突然書こうとしたり、準備ができていない段階で書いたりしているのが原因です。執筆前の下準備をしっかりしておけば、後はそれにそって文章を書いていくだけ!
行き当たりばったりで書く方が楽しいと感じられるかもしれませんが、考えながらまとめる、書きながら先の展開を考えていくのはとても難しい作業です。
書けないうちは、各準備を整えるのが大切です。即興など難題にチャレンジするのは書けるようになってから挑戦するようにしましょう。
難しいものを書けるからすごいわけではありません!自分の書きたいものを楽しく書くことが大切なのです。
まとめ
今回は長編小説が書けない人に向けて、書けない原因と書く方法を解説しました。「長編小説を書く」と考えると難しく捉えてしまいがちですが、ハードルを下げていけば完結させることは難しくありません。
まずは執筆前の準備をしっかり行い、自分の書きたい小説の構成を作り込むところから始めましょう。プロット上に話を作り上げれば、執筆するのがよりわくわく楽しくなります。執筆前や執筆中に客観的に作品を見ることも役立つので、プロット作りは必ず行ってくださいね。
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