魅力的なキャラクターの作り方|小説を面白くする7ステップ

小説の書き方

小説においてキャラクターは、物語の魅力を左右する重要な存在です。どれだけ世界観が面白くても、登場人物に感情移入できなければ読者は物語にのめり込めません。

小説初心者
小説初心者

キャラクターを考えるのが難しいです。

なぎ
なぎ

大切な役割を担うからこそ、慎重になってしまいますよね。

この記事では、魅力的なキャラクターを作るための方法を7ステップに分けて解説します。順番に取り組むことで、自然で深みのあるキャラクターが作れるようになります。

① キャラクターの役割を決める

まずは、キャラクターが物語で果たす役割を考えましょう。役割を明確にすることで、言動の軸がぶれにくくなります。

  • 主人公:読者が感情移入する中心人物
  • ライバル・敵:主人公を試し、成長のきっかけを作る存在
  • 相棒・サブキャラ:主人公をサポートしたり、場面に彩りを加える
  • 師匠・指導者:主人公に知識や技術を教える
  • ヒロイン・ヒーロー:恋愛や感情面で物語を動かす

役割は1人で1つに限定する必要はなく、複数の機能を持たせることもできます。役割を決める時は、キャラクター同士の関係性から決めるのがおすすめです。

  • 誰の成長を助けるのか
  • 誰の価値観とぶつかるのか
  • 誰に影響を与えるのか

関係性を意識すると、自然とそれぞれの役割が浮かび上がります。

② 基本プロフィールを作る

キャラクターを詳しく作る前に、ざっくりとプロフィールを作るのがおすすめです。

なぎ
なぎ

一目で、どんなキャラクターかわかるようにしておくと、大勢のキャラが出てきても安心です!

サクッと決められる要素から書くと、キャラクター作りに取り掛かる気持ちが楽になります。

  • 名前(本名・通称)
  • 年齢
  • 性別
  • 職業・立場
  • 出身地
  • 見た目(身長・髪・服装など)

最初はざっくりとした雰囲気だけで大丈夫です。職業・立場は物語の世界観によって大切な要素になる部分なので、はじめは一言で説明できる程度に留め、そこから広げていくと思い浮かべやすいです。

ファンタジーなら魔法使い、勇者など。現代ならば、学生・配信者・会社員など。

見た目は読者が読みながら想像する部分です。自分の中で明確に定めておくと、描写する際にブレる心配がなくなります。

③ 性格・価値観を掘り下げる

ふわっとキャラクターの設定ができたら、性格や価値観を掘り下げていきましょう。物語を書き始める前に掘り下げておくことで、キャラクターが物語内で自然に動くようになります。

  • 長所と短所をセットで考える
  • 行動・癖・反応を決める
  • 好き嫌いを考える
  • 過去の経験・生い立ちを考える
  • キャラの信念を決める

行動や反応を決めると、怒ると黙り込む・悩むと部屋を歩き回る・迷うと上を見上げて深呼吸するというように、その人の性格が見えてきます。

なぎ
なぎ

性格は言葉で説明するより、行動で示す方がわかりやすいです!

過去の経験や生い立ちは、人の性格を形成する源です。もしも暗い過去や抱えているものがあるならば、それを掘り下げていきましょう。

取り立てて何もないのであれば、そのキャラクターの幸せな家庭環境を考えると良いでしょう。物語に出す・出さないに関わらず考えておくと、キャラクターの理解度が上がります。

④ 目標と動機を考える

キャラが動く理由を明確にすると、物語に一貫性が生まれます。

  • 今なにを達成したいのか(目標)
  • なぜそれを求めているのか(動機)

例えば、「失踪した姉を見つける」目標がある場合、動機は様々なものが考えられます。

「自分のせいで姉が家を出たと思い込んでいるから」「姉だけが自分の人生の救いだったから、何としてでももう一度会いたいと思っているから」というように。

なぎ
なぎ

キャラごとに目標と動機を考えると、物語が自然と動き出します!

  • 失踪した姉を探したい主人公
  • 姉を探してはいけないという友人
  • 姉を見つけることを阻止しようとする人物

このように、主人公の目標と関連付けて各キャラクターの目標・動機を考えると、それぞれの目標がぶつかり合う中で物語が生まれます。

これらの目標や動機は、役割を考える時に同時に考えると考えやすいですよ!

⑤ 人間関係を設定する

人間関係を設定する際は、どんなに小さなものでも、ささやかなエピソードでも良いので、関係を生む過去のエピソードを考えましょう。

  • 子どもの頃に一度助けてもらった
  • 三年前に喧嘩別れしている
  • 罪を隠し合っている
  • 一緒に負けた大会がある
  • 一晩だけ本音で語り合った過去がある

過去の経験は絆にも壁にもなります。

現実で考えるとわかりやすいです。「あの友達とは、高校の文化祭をきっかけに仲良くなった」「何でも相談できるから、今でも仲良くしている」「昔は仲が良かったけれど、彼女の一言がきっかけで仲が悪くなった」というような、仲良くなった・悪くなったエピソードがあると思います。

過去のエピソードが考えられたら、今の関係を一言で表してみましょう。

  • 「助けたいのに距離を置かれる関係」
  • 「似ているようで価値観が真逆の相棒」
  • 「元恋人だが互いに前に進めない」
  • 「頼られるのに応えられない兄」
  • 「片思いと無自覚な優しさの関係」

関係性を言葉にすると、物語の中でキャラクターたちの立ち位置がブレる心配がなくなります。

関係性の「変化」が物語に深みを与えてくれます!

⑥ 弱点や矛盾を加える

異世界転生ものなどでは、チートキャラが多くなっていますが、完璧すぎるキャラは魅力が薄れます。どれだけ強く見える人でも、どれだけ完璧に見える人でも、弱点や欠点がある方が愛されます。

強く見えるキャラクターが不意に見せる弱い部分…ギャップを感じた時に、そのキャラクターのことが好きになるでしょう。

なぎ
なぎ

弱点・矛盾を加える方法はたくさんあります!

  • 長所を裏返す(優しい→利用される・騙されやすい)
  • 過去の傷・コンプレックスから考える
  • 目標と性格を矛盾させる(強くなりたいのに、過去の恐怖に怯え続ける)

過去のコンプレックスや失敗だと感じている部分から考えると、キャラクターに深みを与えられます。例えば、「結果を出さないと愛されなかった→何事も過剰に頑張りすぎてしまう」「大切な親友に裏切られた→心から誰も信じられない」。

これらの背景は、初めはなぜそのキャラクターが今の状態になってしまったのかわからず、物語が進む中で明かされていき、最終的に解消される展開にすると、物語を自然な流れに運べます。

愛されポイントを考える気持ちで考えましょう!

⑦ ビジュアル・シンボルを用意する

よりキャラクターの魅力を高めるならば、ビジュアル・シンボルを用意しましょう。外見や持ち物・仕草やアイテム・雰囲気から考えてみてください。

小説初心者
小説初心者

確かに、印象に残るキャラはすぐに覚えられますね!

  • 赤いマフラーを巻いている
  • 白髪の前髪だけ色が違う
  • 厚い手袋を絶対に外さない
  • 幸運のお守りを持っている
  • 大きすぎるリュック
  • 考えるときに首をかしげる
  • 嘘をつくと耳を触る
  • コーヒーを必ずブラックで飲む

象徴的な要素を取り入れると、読者の記憶に残りやすくなります。

シンボルを作る時は、物語の展開やキャラクターの過去や性格と関連付けると納得感があります。

まとめ|ステップを踏めば、誰でも魅力的なキャラクターは作れる

今回は、魅力的なキャラクターの作り方を7ステップに分けて解説しました。「キャラクターの作り方が難しい」「どう考えれば良いのかわからない!」という方は、ぜひ今回紹介したステップで作ってみてください。

一つずつ丁寧に積み重ねていけば、誰でも読者に愛される魅力的なキャラクターが作れます。

なぎ
なぎ

焦らず、一歩一歩進めることが大切です!

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