「短編小説はいくつも書いてきたけれど、長編小説になった途端書けない!」と悩んでいませんか?実は、長編小説が書けない原因には共通したものがあります。

よくある失敗原因と改善策を紹介します!

僕もやってしまっているかもしれません。
長編小説が書けない3つの原因
長編小説が書けないのは、あなたの文章力や表現力などの技術不足が原因ではありません。原因は、執筆に取りかかる前段階にあります。
- 考える前に書き出している
- 大きな展開しか考えられていない
- エピソードが足りていない
途中で書けなくなってしまう、挫折してしまうのは物語を想像しきれていないからです。
1.考える前に書き出している
もしかしてあなたは、小説を書く際「こんなキャラクターが活躍する物語を書きたい!」「青春物にしたいから、とりあえず高校生の設定にしよう」「青春だから男女何人か必要だな」「仲良くなって恋愛展開とかになればいいかな」よし書き出そう!と書き始めていませんか?
一見すると、物語の設定やキャラクター設定ができているように感じられるかもしれません。しかし、「なんとなくこういうもの」「とりあえずこんな感じ」とふわっとした状態では、長編小説を書き切ることはできません。

書きながら考えていけばいいと思っていました
小説を書き始めたばかりの多くの方が、書きながら頭の中で考えて物語を進めていこうとします。しかし、頭の中で考えるだけでは限界があります。

漫画やアニメと同じように、先に道筋を描かなければ書きあげられません!
2.大きな展開しか考えられていない
一番盛り上がる部分、敵と主人公との壮大な戦い、クライマックスなど大盛りあがりする部分だけを考えて書き出してしまうと、その展開をつなぐ物語を考えられずに書けなくなってしまいます。

描きたいシーンだけ書きたいです!
盛り上がるシーンは書く時間も楽しく、筆が乗るでしょう。しかし、その展開に行くまでの主人公の様子、その展開に備えるための準備や葛藤、成長シーンなどがあるからこそ、重要なシーンが映えるのです。
盛り上がるシーンに行くまでの部分が惰性で書かれていると、読者はそのシーンに辿り着く前に読むのを辞めてしまいます。
盛り上がるシーンから先に書きたい場合は、構成段階で盛り上がるシーンを考えた後に、「そこにたどり着くためには何が必要か?」を考えてみましょう。
・主人公の成長する姿?
・主人公が一度どん底まで落ちる必要がある?
・仲間を窮地に立たせる?
・仲間とのいざこざからの和解?
重要なシーンに行くまでには、主人公の様々な葛藤が描けます。重要シーンで主人公や仲間が窮地に立たされるのであれば、その前シーンで仲間たちとの仲睦まじい姿などを描くと緩急がつけられます。

前段階があるからこそ、読者は盛り上がるシーンを楽しみに読み進められるのです!
3.エピソードが足りていない
「大きな展開しか考えられていない」ことにも付随しますが、エピソードが足りていないと長編小説は書けません。小説は小さなエピソードの連続です。エピソードが足りないと、途中で話が書けなくなり、手が止まってしまいます。
長編小説は、読者を引き込むために、物語の起承転結をつなぐために小さな山場や転機となるエピソードが必要です。特に、主人公や主要人物がどのように変化していくかを描くのが大事です。
・主人公が成長するための試練
・挫折するエピソード
・主人公を変えるきっかけとなる出会い
・主人公が自分を見つめ直す失敗経験
変化を起こすためには、上記のようなエピソードが必要になります。これらが足りていないと、主人公が物語の中で成長せず、ただ無意味な会話や日常を繰り返すだけの物語になってしまいます。

書いていて途中でつまらなくなるのは、エピソード不足だったんですね。
長編小説が書けない時は執筆前の準備を入念に!
長編小説が書けないのは、執筆前の準備が整っていないことが原因です。どんなことでも、行き当たりばったりでは途中でつまづいてしまいます。
長編小説は長い道のりだからこそ、そこへ行くまでの道のりは事前に決めておく必要があります。まずは、大きな盛り上がりを見せるシーンとシーンを繋ぐための、キャラクターの成長に繋がるエピソードを考えてみましょう。

執筆前に物語を考える時間を作るだけで、小説を完結へ導けます!
次回、長編小説を書ける人が構成段階にどのように力を入れているのか、その方法を紹介します!
↓【より読みやすく!お手心価格にリニューアル】↓
以下の書籍では、「長編小説を完結させる方法」「途中で書けなくなる原因」をより詳しくお伝えしております。Kindle Unlimited登録者は無料で読めますので、あわせて読んでくださいね。

コメント